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2020年7月 7日 (火)

「マルタとマリア」

さあ、いよいよやってまいりましたぞー


避けては通れない、「聖書の中に登場する複数のマリアはどれが誰だ問題」

聖母マリアはよいとしても、、

マグダラのマリア、ベタニアのマリア、香油をイエスの足に塗って自分の髪の毛で拭った、という女性、娼婦の罪深き女性…


これらが渾然一体となっているとは、つい最近までつゆとも知らなんだ!!


そうなんです。

何人ものマリアが聖書内の女性のエピソードをいろいろごた混ぜに担っている感じで、

絵画の世界でも大混乱‼️


マグダラのマリアはイエスのパートナーで、いつもそばにいて、死にも立ち会ったし、復活も見たし、聖母マリアについで超重要マリアなんですが、

その彼女がいつの時代からか、元娼婦だったけど悔い改めた人になったり、香油壺から香油を出して塗った役にも任命されたり、するから大混乱‼️


でもいずれも本当は違う、だの、じゃ娼婦は誰だ?香油は誰だ?


ベタニアのマリアって誰だっけーー‼️


と闇に飲み込まれていくーーーー


もう絵画の世界では香油壺持ってたらマグダラのマリア、ってことになったらしいので、絵を見た場合はそれでよいと思います。

しかし、最初に出てくるのが、ベタニアに住むマルタ&マリア姉妹。ついでにいうと弟ラザロもいて三姉弟のエピソードなんですよねー


しかもこのベタニアのマリアがマグダラと同一人物説もあり、もうあかん‼️って感じです。

でもどうにか進まにゃなりません。

いま、私の中では

マグダラとベタニアは別人。

マルタ&マリア&ラザロの姉弟とイエスはとても仲の良い友達。


マグダラのマリアは彼女。


こうゆう解釈でいこうと思っています。(あくまでも今は…)




2020年7月 6日 (月)

イエス、子供好きのエピソード

今日ははただただほっこりする逸話「イエス、子供を祝福する」でした。

絵もクラーナハ先生の素敵なのがあるので、

Cranach_the_elder_christ_blessing_the_ch

快調に進められました!

 

イエスを慕う母親たちがある日、子供を連れて大挙してイエスのもとに訪れました。

ペトロなど弟子たちは、

「おいおいおい。子供なんか連れてくるなよ!控えよ!!」

みたいなことを言って、叱責したらしいのですが、

イエスは、

「こらこら、彼女たちを邪魔してはいかん。子供?大いにけっこう!連れてきなさい」

と言って、

子供たちを抱き上げ、祝福してあげた、というエピソード。

 

そのあと、例によって、下記のようなちょっと難解なお言葉がくるのですが、

「はっきり言っておく。

子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」

 

ま、それはさておき、きっとイエス本人は本当に子供好きで、

「こっちおいで、祝福してあげるあげる」

みたいな感じだったのではないかな、と想像します。

お母さんたちは嬉しかったでしょうね。

そんな風に子供に優しくされると、母ちゃんたちは心わしづかみですよね。

弟子たちが邪魔したのも、イエスの親切なところを際立たせる演出だったりして、、、

なんてうがった見方をしちゃうくらいに(笑)

 

 

2020年7月 3日 (金)

ロンドンナショナルギャラリー展、行ってきました!!

本当に見所満載で!!!!

最初の部屋からもうお腹いっぱいすぎるーーーー!!

となったのですが、その後も怒涛のように興味深い絵画が襲ってきまして、

心てんてこまい!!

 

きょうはとりあえずいち早くお伝えしたい、

「オランダ絵画部門に名作がひしめいている!!ぜひ素通りしないでじっくり見ていただきたいために知っていただきたい豆知識」

をお届けします。

 

なぜこの部門にわりと熱いかというと、2016年に森アーツセンターギャラリーで開催された「フェルメールとレンブラント展」のチラシを手掛けさせていただいたことがあり、

その時の知識が丸々活かせる!という内容だったからなんです。

 

特に「牛のカイプ」はまた来てくれていて、そのまま応用できました。

 

では、当時のチラシを今回用にさっくり変更したイラストをお届け〜。

(雑ですみません!本当はこんなことしてる場合ではないのですが、どうしてももし見に行かれる方にはお伝えしたく・・・)

2

 

絵をじっくり大きく見るならこのサイトからどうぞ↓

https://artexhibition.jp/london2020/gallery/

この時代のオランダ絵画は、静物なら静物ばかり、海洋画が得意なら海洋画ばかり描く、専門性に特化した画家がたくさんいました。

なぜなら、注文主が王侯貴族や教会ではなく、わりと普通の商人とか酪農を営んでいるような庶民だったからなんです。

その時代背景はこんな感じでした↓

Photo_20200703120401

 

牛の絵を注文する人は、「うちの自慢のお牛を描いてもらいたい!」と注文し、

静物も、「自分が海外貿易で購入してきた異国の珍しいお宝を、いつまでも眺めていたい。もしくは自慢したい」という思いから商人が発注したりしている絵なのです。

なので、なんか不思議な思い入れを感じるというか、宗教画や肖像画とは違った魅力があるように私は感じます。

 

もちろんレンブラント様や、フェルメール様は別格ですので、説明などいらぬ迫力があるのはいうまでもありません。

 

というわけで、ちょっと乱暴な説明で恐縮ではありますが、

とりあえず、今回のナショナルギャラリー展の大きな見所にひとつに「オランダ絵画」があると私は感じました。

 

次回は、最初の部屋の大いに満足した最大の見所の感想をお伝えできればと思っています。

 

が、やばい、はやく新約の今日の分描かねば!!!!

 

現実逃避してる場合ではなーいーーー!!

 

 

 

2020年7月 1日 (水)

洗礼者ヨハネの死「サロメ」

今回のテーマは名画もりもり!!

 

そして、お話もドラマチックなので、がぜんやる気ももりもり湧いてまいります。

 

イエスに洗礼を施した「道を整える者」先駆者ヨハネ。

 

彼は相手がどんな権力者だろうが、律法に反したことをやっている奴がいたら、ガツンと糾弾せずにはいられません。

なので、時の地方権力者ヘロデが、兄(もしくは弟)の嫁さんを奪って、結婚したりしたら、

「奴は律法を犯している!!」と民衆の前で非難しちゃいます。

 

となると、非難されたヘロデ王とその妻へロディアが黙っているはずもなく、

洗礼者ヨハネは捕らえられ、投獄されます。

 

しかし、洗礼者ヨハネはその頃、とても人気が高く、あっさり処刑したりすると暴動が起こるかもしれませんでした。

しかも、ヘロデ王自身が洗礼者ヨハネはほんとに聖なる人なんじゃないか、と思い始めていて、

話を聞いて関心したりしていたので、なかなか処刑は実行されませんでした。

 

ヨハネをとっとと殺したかったのは妻のへロディアでした。

 

 

そんなこんなの中、ある日ヘロデ王の誕生日パーティが行われました。

へロディアには前の夫(つまりヘロデの兄か弟)との間にサロメという連れ子(つまりヘロデ王にとっては姪っ子)がいました。

そのサロメが得意のダンスを披露したら、ヘロデ王は大喜び!

調子に乗って

「望みをなんでもかなえてやるぞ」

なんて言ってしまいます。

 

しかし、ダンスの上手なサロメは、欲しいものもなく、お母さんに従順だったので、

すぐにお母さんにどうしたものか、相談します。

すると

へロディアは間髪入れずに

「洗礼者ヨハネの首と言いなさい!!」と指示します。

 

ヘロデ王は気が進まなかったにも関わらず、お客たちの手前もあり、

ヨハネの斬首を命じてしまいます。

 

こんないきさつで、ヨハネは首を切り落とされ、死んでしまった、というお話です。

 

で、ここで私が言いたのは、悪いのはへロディア一人で、サロメはなんにも悪くないのです。

 

なのに、後世描かれた絵は妖艶なサロメが踊って、ヨハネの首を所望し、お盆に載せて嬉しそうにしている、みたいな猟奇的なサロメの絵ばかり!!

こんなやつ↓

Salomejpghd

 

これなんて、なんて悪そうな女でしょう、サロメ!

 

Aubrey_beardsley__the_dancers_reward

 

こんな悪女ぶりはへロディアとして書くべき図像ですよね!

 

なんでこうなってしまったんでしょうねえ。

決定的にしたのはオスカー・ワイルドという人が書いた戯曲のせいらしいですが、

そのまえから、十分怪しげなサロメはいっぱい絵に描かれてきました。

 

なんにせよ、「悪いことをするのは女」みたいな構図の中のとばっちりの犠牲者がサロメのような気がいたします。

 

イデちゃん、激怒ポイントですね。

 

2020年6月30日 (火)

様々な病を癒す&神殿税を払う

今週もやっております!

様々な病を癒すいくつかのシーンと

ルネサンスの金字塔的壁画マザッチョの名画がある

「神殿税を払う」を描きました。

 

この本の構成の難しいところは、名画がわかるようになる知識を得るための本なので、

名画がなければ省いてもいいか?というエピソードもあるのですが、

いやいや、しかし、この本を読めば、

聖書のストーリーもひと通りわかる、ということも目的としているので、

イエスの人生において重要な箇所は、

たとえそれほどの名画がなくても入れなくてはなりません。

そして、そうゆうお話は、私もなじみが薄いので、一から勉強しなければならず、

さらに、名画でコマを埋めるわけにもいかず、案外時間がかかってしまうのです〜〜

今回は「病を癒す」が案外決め打ちの名画がなく、難儀しました。。

 

でもがんばりますーーーー

2020年6月26日 (金)

今週ももう終わり。予定より5ページ遅れ・・

現在、1日1ページを課して「イラストで読む 新約聖書の物語と絵画(仮題)」、爆走中でありますが、

 

実は予定より5ページも遅れております(涙)

やはり、いろいろ起きるんで(子供の病院とかあれこれ)全然仕事ができない日などもあり、

気がつけば5日分も遅れをとってしまいました。

 

たまに2ページや3ページ進んだー、みたいな日があるはずなんですが、

なぜか今回はいちいち時間がかかってしまっています。。。

 

いろんな文献をあさって、、というより、

今回は「とにかく聖書」をしっかり読んでそれに外れることのないようにと

心がけて進めているのですが、

基本の福音書というのは、

マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネと

四人がそれぞれ書いている書物なので、

しかも四人が一致している逸話もあれば、微妙にちがうこともしばしば。

一人しか書いてない逸話もあったりと、

その整合性を見ているだけでも、けっこう時間を食ってしまうんですよねえ。

そして、いざイラストに起こす時、どの人の逸話を採用するか、と悩むわけです。

 

古の宗教画家たちが聖書にくわしくなる理由がわかります。。。

 

なんだか最近ぐちっぽいブログが続いてすみません。

 

とにかく一コマ一コマ、一歩一歩です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年6月25日 (木)

「山上の説教」&「嵐を静める」

立ち止まらずにどんどん行くべし!!

 

今日はおそらくキリスト教的にものすごく重要な一場面「山上の説教(垂訓)」を悩みに悩んだ末、

さらっといかせていただきました。

山の上(平地説もありますが)で、大切な教えを弟子たちに教える。

 

なんかどっかで聞いたことがある場面ですねえ。

 

そうです、旧約聖書のモーセが十戒を授かる場面です。

あの時はモーセがちゃんとおとなしく待っていなかったイスラエルの民に怒って、

せっかくもらってきた石板を叩き割ってしまいましたが、

 

今回のイエスの場合はそんなバイオレンスな展開はなく、みんなおとなしく聞いてました。

こんな風に「は、なんかどっかで聞いたことあるな、、あっ、旧約のあの場面に似てるんだ!!」

と気がつくことが、

「リアル新約聖書は旧約聖書に呼応していることを理解する」体験ですね。

 

ここまでやった甲斐があるというものです。

 

間違ってるかもしれませんが・・。(弱気)

 

で、次にきたのは「嵐を静める」

湖を船でこぎだしたけど、大嵐になって大変なことに!!

でもなんとイエスは寝てるーーー。

弟子たちが「なんとかしてくださいーーー先生ーーーわしらが溺死してもいいんですかーー!」

とすがると、「静まれ!!!」と一喝。

すると風も波もピタっとやんで、

「さすがおれらの先生、自然をも言いなりにしちゃうぜ。おれ、まじついていくわ」

 

となる場面です。

 

とにかく大荒れの中をなんと寝てるイエスとあわてふためく弟子たちが見所ですね。

ちがうか。

とにかく、進みます!

猪突猛進猪突猛進!!

 

 

 

2020年6月24日 (水)

「サマリアの女」

さあ、また行きますよ〜新約聖書。

今日は「サマリアの女」という題材のお話を描きました。

この逸話はヨハネの福音書だけに記述があるのですが、、

しかし、、相変わらずイエスの言動はよくわからないことが多く・・・(信者の方すみません)

これをなんとか普通の人にもすんなり読めるようにしなくては、と思うのですが、

どう解釈して良いのか、難しいセリフが多すぎて、

 

困ります。。

 

ギリシャ神話の神様たちや、

旧約聖書の神様ヤハウェは、

わりと破茶滅茶が周知?の神様だったんで、

「このヒト(神)むちゃくちゃだけど、もうそのまま伝わって良いのだ」

と腹をくくれたのですが、

新約聖書ですと、

現役バリバリに生きている宗教で、

今日も世界中で聖書は読まれていて、

 

信者の方はいろいろ感銘をうけているかと思うと、

おいそれと

「ま、へんな話と思われてもしょうがないやね」とはいけず、

 

なんとかみんなが「なるほど〜」と思えるお話にしなくては、と右往左往・・・

 

そんなこと思っても、しょせん聖書ど素人の私にそんなことできるわけないし、

勝手な解釈は絶対してはいけないと、いろいろな解説本などにも教えを乞いながらやっております。

 

 

というわけで、今日もなんとか聖書や解説書と首っ引きになりながら、

ヒーコラ言いながら

「サマリアの女」4コマに仕立てさせていただきました。

これからまだまだ、このような日々が続きます。

2020年6月23日 (火)

今月も新聞締め切り無事突破〜〜

「おうちで美探訪」も、三回目となりました。

そろそろ取材もできそうな感じになってきたので、

おそらくこれで最終回かな〜と思います。

 

しかし、ちょっと趣向を変えたこの三回、私的に興味深いテーマをやらせていただいたので、

楽しみながら、入魂の原稿制作をさせていただくことができました。

 

が、好き勝手なことをご紹介する、というのも、案外しばりがなさすぎて、

テーマを見つけるのが、またべつの意味で大変そうだな、とも感じました。

 

なので、またいつか、なにかのチャンスに恵まれましたら、

開催される展覧会などにかけて、画家紹介や絵のテーマ解説など、

私なりの視点で、掘り下げる連載などできたらいいなあ、とまた一つやりたいことができました。

 

さあ、また明日からは新約聖書に戻りますぞ〜〜

 

 

 

 

 

 

2020年6月22日 (月)

祝!開催・ロンドンナショナルギャラリー展。チケット予約しました!

上野の西洋美術館で3月から開催されるはずだった「ロンドンナショナルギャラリー展」が、

会期を変更して、しっかり三ヶ月やってくれることになりました〜!!(とっくの昔の告知された情報ですが、今更ですみません)

 

https://artexhibition.jp/london2020/

 

で、完全予約制になったとのことなので、さっそく予約してみました。

 

iPhoneでやろうとしたのにですが、これがなんだかすごくやりにくくて疲れました・・・

不慣れな私が悪いんだと思うのですが、

なんども同じところに戻ってしまったり、何度もログインを要求されたりして、なんかすごく手間取りました。

 

が、一応なんとかできたようです。

 

本当はスマホで完結できる方法でやりたかったのですが、なぜかファミマで券を入手する方法しかたどりつけなかったり不本意な点はあるのですが。

 

ほんといろいろテクノロジーについていくのは大変です。

 

ご年配のかたなどはもっと大変だと思うので、途中で断念されたりしてないか心配です。。

 

とりあえず、予約が取れたので一安心。

今回は母親と夫と三人で行く予定なので、めいっぱいもてる知識を総動員して、遠慮なくフル解説してやろうと思っております。

もちろん小声で、ひそひそ〜〜〜とね。

 

いやあ、久々にとても見たい展覧会で、ほんとに楽しみだなあ。

 

なんといってもカルロ・クリヴェリの「受胎告知」が見れるんですからねえ〜〜〜〜ぐふふふ〜〜

 

 

«最初の奇跡「カナの婚礼」

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